大阪市立大学医学部第1外科
安井病院
1983 年 44 巻 3 号 p. 265-269
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急性胃軸捻転症は比較的稀な疾患であるとされている.今回われわれは2例の急性短軸性胃軸捻転症を経験し,それぞれ観血的整復,腹壁固定術を施行し経過は良好である.そこで自験例を含め過去約10年間の本邦急性胃軸捻転症43例を集計し, 1) 確定診断の為には上部消化管透視が重要であり, 2) 乳幼児を除いて外科的治療が必要であり, 3) 乳幼児の場合には各臓器の形成異常の合併も考慮する事が必要であると思われた.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
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