日本臨床外科医学会雑誌
Online ISSN : 2189-2075
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極細小径内視鏡を用いたlong-tube留置によるイレウスの治療
堀部 和夫真島 吉也田代 亜彦山森 秀夫林田 和也太枝 良夫五島 茂之奥井 勝二
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1986 年 47 巻 3 号 p. 366-371

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抄録
術後イレウスのなかで単純性癒着性イレウスの占める割合は比較的多く,そのうちかなりの症例が保存的療法で寛解するといわれている.教室ではこれらのイレウスに対する保存的療法として,高カロリー輸液(TPN)を中心とした水分,電解質及び栄養管理下に,高圧酸素療法(OHP)あるいはロングチューブを用いた腸管内減圧による閉塞部の解除を行っている.ロングチューブ留置に際して幽門輪通過が困難なことがあるが,教室では日常臨床に用いられている胃チューブと外径がほぼ同径の直方視型極細小径内視鏡(DUO-CM)を開発し経鼻的に内視鏡挿入し,直視下に幽門輪をこえたチューブ留置を行っている.本法はチューブの鼻腔への入れかえに要する複雑な操作を必要としない点でも短時間に施行可能で,優れた留置法と思われる.
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