日本臨床外科医学会雑誌
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胆管扁平上皮癌の1例
中崎 隆行飛永 晃二武冨 勝郎君野 孝二仲宗根 朝紀岸川 正大
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キーワード: 胆管癌, 扁平上皮癌
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1996 年 57 巻 10 号 p. 2538-2541

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抄録

稀とされている胆管扁平上皮癌の1例を経験したので文献的考察を加え報告する.
症例は75歳男性で黄疸を主訴として来院した.腹部CT検査では下部胆管の腫瘍と胆嚢,胆管の拡張を認め, PTGBDを施行した.胆管造影では総胆管下部に全周性の狭窄がみられた.胆汁細胞診ではclass IVであった.手術は膵頭十二指腸切除術を施行した.摘出標本は結節型の腫瘍で,組織型は扁平上皮癌であり,転移リンパ節も扁平上皮癌であった.

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