三井記念病院乳腺内分泌外科
1997 年 58 巻 12 号 p. 2828-2830
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乳房温存療法後に46~60Gyの放射線照射を行った201例の中4例(2.0%)の放射線肺炎を経験した.いずれも照射終了後7週から20週で咳漱で発症し,胸部X線写真でも照射野に一致した間質性肺炎像を示した. 3例に副腎皮質ステロイドの内服を要したが,いずれも重篤化せず転快した.乳房温存手術後に乳房照射を行った場合に咳漱等の症状が続いた時には,放射線肺炎を念頭に置き診断,治療にあたることが必要である.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
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