Revue japonaise de didactique du français
Online ISSN : 2433-1902
Print ISSN : 1880-5930
論文
Le recours à la langue première comme outil opérationnel de la réflexion métalinguistique
Rika HIRASHIMA
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2018 年 13 巻 1-2 号 p. 20-36

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抄録

現在のフランス語の動詞時制形の文法説明は実際の言語の機能を反映しておらず、日本人学 習者が文法の概念化作業を効果的に行う支えになっていない。一方で、従来の説明用語を用い た文法説明が普及しているためメタ言語の刷新は容易ではない。そこで概念化作業を促進する ツールとして学習者の第一言語を活用することを提案する。フランス語の発話内に暗示された アスペクト的ニュアンスを明示することによって、日本語訳はフランス語の動詞形が持つ発話 的特徴を学習者が理解できるように強調することができる。第一言語の活用はフランス語動詞 時制形システムの習得過程における概念化活動の効果的な支えとなるだろう。

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© 2018 日本フランス語教育学会
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