Revue japonaise de didactique du français
Online ISSN : 2433-1902
Print ISSN : 1880-5930
実践報告
Comment tenir une conversation ?
Sonia SILVANatsuo NOZAKI
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2024 年 19 巻 1-2 号 p. 162-174

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抄録

会話のクラスでやりとりをする際,ネイティブ教員の期待する内容が返ってこない場合が往々にしてある。教員側は,自分たちが理解しているように学生も理解しているのだろうと前提してしまいがちだが,実際に「会話」という言葉は学生にどのように受け止められ理解されているのだろうか?このことを解明するために,クラスでは「会話」という言葉に注目し,本論で紹介する試みを2段階に分けて実施した。第一に,仮説を立て,クラスでの会話アクティビティを通じてそれを実施した。会話内容の分析を通じて実際に教員の期待する内容と学生の理解する「会話」に隔たりがあることを確認し,改善に向けて議論した。第二に,会話の目的を再定義し,「フランス風」の会話をするための会話ゲームを提案した。

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© 2024 日本フランス語教育学会
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