昭和61年11月21日19時6分,気象衛星NOAA10号の熱赤外バンドの観測を受信し,三原山大噴火の煙流をとらえた。ch,3と4を解析したが,Platelaはch.3のものである。Platelbは一般的な情報として興味あるように,背景を明らかにするためLandsat画像を用いた。またPlate2aは翌日の22日正午頃に観測された大島の地表面温度分布である。Plate2bはそれより20日後のもので,ともに航空機MSS観測による。
Plate1の噴煙流はこのときだけが幸運にも観測され,その他の時刻では観測されなかった。これは11月21日に開所した東海大学宇宙情報センター(熊本市郊外)での受信画像で,三原山の噴煙流を発見,直ちに画像処理を行ったものである。