2016 年 48 巻 p. 191-207
尚絅大学で担当する情報処理基礎科目では,最初にキーボード演習を実施しており,学生が実施したキーボード演習結果を印刷提出後に,教員が表計算ソフトで入力集計を行い,PDFファイルを作成し,Webサーバへ転送し進捗管理を行っていた。今回,TypeQuickデータ抽出Web表示プログラム(TQ2HTML)を作成したことで,学生はTypeQuickサーバへ同期をとるだけで自動的にHTMLファイルが作成されWebページを表示するプログラムを開発した。このプログラムを使用することにより,学生が同期を行う事で演習結果を印刷提出することなく自動的にバックアップする事ができる。さらに教員がデータ入力,入力ミス,集計転送作業を無くすことができ,学生にも教員にとっても利点があるシステムを構築した。