生産管理
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支部研究会報告 -雇用と生産マネジメント-
大学生の就職活動と非正規社員問題
澤田 善次郎
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2010 年 17 巻 2 号 p. 37-42

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抄録

大学生の就職活動は就職氷河期といわれた2000年(平成12年)卒の就職率60%を下回った実績に次ぐ就職率60.8%であった。また卒業年限を迎えながら留年する学生も7.9万人(大卒予定7人に1人)に達している。さらに、2005年卒の大卒就職者は3年後の2008年3月で累計35.9%の退職者が出ている

このような状況の中で、非正規社員は、1995年で1001万人(全社員の20.9%)あったが2007年度1732万人(全社員の33.5%)となっている。

さらに、2008 年秋のリーマンショックもあり就職 状況は深刻さを増すばかりである

このような中で、どのような考え方・進め方で、この問題に対処すべきかを、長期的にはキャリア・デザインの考え方を正しく持つことにより対処すべきと考えるが、当面の対策についても具体的に提起してみた。

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© 2010 一般社団法人日本生産管理学会
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