2013 年 20 巻 1 号 p. 132-137
企業経営にとって重要なのは「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)と目で見る管理(見える化)である.この2本柱が実行できれば品質改善や納期改善,コスト改善が実現できる.また同時に人材の育成にも繋がり経営にとってメリットは図りしれない.
この5Sを診断するツールとして,5S診断技法を提案したい.この技法は5Sを基礎レベルからミドルレベル,ハイレベルのように企業の5Sレベルに応じて、使い分け自社の実力を知ることができる.この5S診断を定期的に実施すれば,推移や課題がわかって5Sの対策を迅速に打つことができ,最終的に3ム排除により利益増加等の経営貢献が可能となる.