抄録
本研究では、販売戦略研究で扱われている人物属性識別で問題となっている識別対象者のプライバシー侵害問題や、システム設置環境の制限に配慮した人物の性別識別システムを構築し、ベイジアンネットワークと判別分析を、それぞれを適応した場合の識別率を求めることを目的とする。本研究で構築したシステムは赤外線エリアスキャナを導入したものである。赤外線エリアスキャナを使用することにより、カメラ画像を用いた場合に起こるプライバシー侵害の問題が起こらないことなど、従来研究の問題点を解決できる。また、本研究では身長・歩速・歩幅を用いで1生別の識別を行う。これは身長・歩速・歩幅には性別差があることを利用している。