主催: 社団法人 石油学会
低濃度の有機化合物を含む廃水の処理は非常に困難であり環境に悪影響を及ぼす。水熱ガス化反応は廃水の処理に対して効率的であるだけではなく、燃料ガスを製造することができる。ゾル-ゲル法によって作製された新規Ni/C/Al2O3触媒はフェノール水の水熱ガス化に効果的であった。この反応では、ほとんどすべてのフェノールが分解された。反応条件は温度350 ℃、圧力20 MPa、フェノール濃度2, 6, 10, 20 g/L、LHSV 6, 12, 24, 48 h-1 とした。