PEGを用いて調製した新規非晶質シリカ-アルミナによる接触分解反応―粒子径およびPEG分子量の影響―

抄録

PEGを用いたゾル-ゲル法により非晶質シリカーアルミナを作製した。混合触媒ではゼオライトのピークが見られた。調製したシリカ-アルミナはPEGの添加量の増加に伴い、NH₃吸着量、Alの分散度が低下した。調製したシリカ-アルミナはPEGの添加量の増加により、表面積、細孔直径、細孔容積の増加が見られた。そして混合触媒での接触分解の生成物はゼオライトの生成物と比べるとパラフィンが著しく減少していた。粒子径の影響について、粒径の小さいサンプルの接触分解反応の生成物を比較すると炭素数の大きいものが比較的多く生成された。さらにPEGの分子量の効果を検討した。