抄録
軽油中の硫黄含有量に対する規制がより厳しくなる可能性があり、より高活性な脱硫触媒を開発することが望まれている。本研究では、担体としてAl<2O3 を用いて、ゾルゲル法と含浸法の二種類の方法で活性成分であるMoとNi を別々に担持することにより触媒を合成した。また、モデル硫黄化合物として、ジベンゾチオフェン(DBT)/デカリン溶液と4,6-ジメチルジベンゾチオフェン/デカリン溶液を固定床流通反応装置を用いて水素化脱硫評価を行った。これら触媒は、X線回折(XRD)、窒素吸脱着測定により特性を測った。