抄録
脱硫中に高温・高圧の条件が必要なく、水素を用いない吸着脱硫法に注目した。吸着剤にはゼオライトをシリカ・アルミナのマトリックス成分に組み込んだ構造的複合体を調製し、そこへNiを担持させたものを用いた。キャラクタリゼーションと脱硫試験を行い、構造と脱硫特性の解析を行った。新規Ni担持構造的複合体はNi担持HYゼオライトと比較して、大きな細孔と広い表面積を有していた。そのため、チオフェン類やBT類の吸着能はNi/HYより低下していたが、DBT, DMDBTなど大きな分子をより長時間吸着でき、吸着量が増加した。