抄録
酸処理により層間カチオンをNa+からH+に交換したモンモリロナイト(H+-Mont)に架橋型ジルコノセン錯体を担持した触媒は、アルキルアルミニウムを助触媒としてプロピレン重合に高い活性を示すことが知られている。また、ジルコノセン錯体の活性化にはMontの酸点が重要と言われている。そこで、本研究では、Montの酸点の役割について検討するため、気相でNH3吸着させて、酸点を被毒したH+-Montを調製し、ジルコノセン錯体を担持した触媒を用いてエチレン、プロピレン重合を行い、酸点が錯体担持量、活性、生成したポリプロピレンの立体規則性に与える影響について調べた。