抄録
2,5-ビス(ヒドロキシメチル)フラン(BHF)を選択的に合成するために、種々の担体に担持させた金触媒を用いてヒドロキシメチルフルフラール(HMF)の水素化反応を行った。アルミナに担持させた場合のみBHFへの高い選択性が発現することを見出した。アルミナ担持白金触媒を用いた場合には、開環や分解反応が進行してしまいBHFを選択的に得られなかった。焼成温度および雰囲気を変えて金触媒を調製したところ、本反応における活性は金の粒子径が小さくなるにつれて向上し、BHFを95%以上の収率で得ることができた。