石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第44回石油・石油化学討論会(旭川大会)
セッションID: 2D16
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ファインケミカルズ
酸化物担持ルテニウム触媒を用いる芳香族カルボン酸の内部アルキンへの付加反応
*三浦 大樹筒井 健太郎和田 健司宍戸 哲也
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抄録
本研究では、芳香族カルボン酸の内部アルキンへの付加反応に対して酸化物担持Ru触媒が優れた触媒活性を示すことを見出した。例えば、Ru/ZrO2触媒および酢酸カリウム存在下、o-トルイル酸と1-フェニル-1-プロピンをメシチレン溶媒中、170℃にて24時間反応させたところ、カルボン酸の芳香族C-H結合のアルキンへの付加とそれに続く環化反応が進行し、フタリド誘導体がGC収率93%で得られた。一方, SiO2, Al2O3, TiO2, Mn2O3に担持したRu触媒を用いたところ反応はほとんど進行しなかった。
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© 2014 公益社団法人石油学会
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