抄録
国内の精製会社でDWC(Dividing Wall Column)技術を用いて、アロマ原料の品質向上とコストダウンを達成した事例を中心に報告します。本事例は、運転の柔軟性や性状を犠牲にせず、コストダウンを達成できる事を示しています。“DWC technology”では、混合液フィードから3種またはそれ以上の純粋な留分を1つの塔で分離する事が出来るため、第2塔を省くことができます。 マルチコンポーネントシステム設計から得られる熱力学的な効果から、蒸留塔内のゾーンを分ける事で予備蒸留と精留を組み合わせることが可能です。
また、DWC技術を用いることで、熱回収や周辺装置の効率化が図れます。 これらの技術は「先進的な蒸留」システムと呼ばれています。 本報告ではライセンサーと実施者協力のもと、下記内容について行います。
・DWCの基礎概念
・「先進的な蒸留」が適用可能なアプリケーション
・国内でのDWC実施事例