Spiral-TOFMS/MS測定を用いた重質油中アスファルテンの構造解析への試み

抄録

スパイラル型の飛行時間型質量分析装置（Spiral-TOFMS）を用いたMS/MS測定による重質油の測定を行った。本装置のMS/MS測定は、高いプリカーサーイオン選択性と高エネルギーCID（Collision induced dissociation）が可能な特徴を有している。得られたMS/MS測定結果について、FT-ICR-MSとの比較を行いながら、重質油中のアスファルテンの分子量1000以上の分子について構造に関する解析を試みた。