主催: 公益社団法人石油学会
会議名: 石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
開催地: 東京
開催日: 2018/05/22 - 2018/05/23
石油増進回収法として注目されるLow Salinity Waterfloodingは、原油-海水-岩石界面の相互作用が複雑である。電気二重層の拡大、イオン交換の効果とCa、Mg吸着の影響を考慮した表面錯体モデルを用い、原油-海水界面に働く静電的相互作用の予測を行った。表面電荷とζ電位を区別できる電気三重層モデルを用い、海水及び地層水におけるモデル適用の検討をした。モデル予測は可能であり、表面電荷の低下はイオン吸着ではなく電気二重層の拡大が原因であると示唆された。