顔料塗料印刷インキ
Online ISSN : 2186-5159
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塗膜形成要素ゾルの濃度粘度關係の研究 (第33報)
油性ワニスの粘度に就て (其一五)
石橋 正樹
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1936 年 10 巻 6 号 p. 248-259

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抄録
1.生亜麻仁油を260°±5℃に14時間、20時間加熱して重合した重合亜麻仁油2種を作り、此等を油分として、アルバトール-テレピン油、ロジン-キシロール、ロジン-テレピン油と組み合せたワニスベース中の樹脂量25,50,75の3の場合に關してワニスベース含有量60%なる合計9箇の試作ワニスを作り、それらの粘度測定結果からワニスの粘度特性と亜麻仁油の重合度との關係を調べた。
2.第28報及び第32報の考察に用ひたη(OL),η(H),φ(OL),φ(H)等の諸係數の他に同一組成のワニスにして、油分の重合度のみを異にする場合に就て、生亜麻仁油を油分とする場合に比較して油の重合度による比粘度に對する係數η(PO),同じく温度の變化率に對する係數φ(PO)を定義して考察した。
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