抄録
近年急速に進むグローバル化を受けて実用的英語力の向上に髙い関心が向けられる中、英語教育の若年化が急速に進み、多くの幼稚園、保育固などでも英語の時問が設けられるようになった。そのような現状の中、幼児教育に関わるものにとって適切な英語指導法を身につけることはこれからより必要とされる資質であり、就職面接の際の強みにもなると考えられる。本稿は、段階的指導を積み上げることで英語を専門としない幼児教育に関わる学生がより効果的に英語の語彙指導法を身につけられるようデザインされた授業実践の報告である。段階別に学生の気づきの変化を見ることで、段階的指導が学びを前進させているかを考察する。