皮膚
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酒鞁様皮膚炎と外用剤パッチテスト成績
松永 佳世子大岩 久美子早川 律子
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1982 年 24 巻 4 号 p. 538-547

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抄録

酒鞁様皮膚炎139例について, 年令, 使用ステロイド剤, 化粧品, 外用剤パッチテスト, 治療経過増悪因子等につきまとめた結果, 以下のごとく考えられた.1) パッチテスト施行患者70例中52例 (72.2%) が化粧品に陽性であり, しかも標準アレルゲン陽性率69.4%であり, ステロイド外用剤使用動機となるアレルギー性接触皮膚炎の原因究明除去が第一になされるべきである.2) 適切に治療し, 生活増悪因子のコントロールがうまくなされるなら外来治療にて, 満足すべき治療効果を挙げ得る.3) 非ステロイド外用剤パッチテストの結果, その刺激性についてはなお問題があり, 投与を行なう場合にもできれば, 刺激性, アレルギー性チェックのための予知テストがなされるべきである.

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© 日本皮膚科学会大阪地方会
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