皮膚
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低アレルギー性香粧品“CLINICA”シヤンプー, リンスおよびサンスクリーンの皮膚安全性検討
須貝 哲郎山本 幸代渡辺 加代子麻生 五月早川 律子松永 佳代子大岩 久美子上田 宏請井 智香子金高 陽子
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1983 年 25 巻 6 号 p. 946-954

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抄録

無香料でパラベンを防腐剤として含有する低アレルギー性化粧品CLINICA (OX) シリーズの新製品ヘアシャンプー, ヘアリンス, サンスクリーンクリーム, ファンデーションP-12およびP-13号の皮膚安全性検討を名古屋大学分院, 名古屋保健衛生大学医学部および大阪回生病院の3施設共同で行ない, その安全性を確認した。各施設における皮膚科外来女子患者を対象とし, パッチテストおよび光パッチテストは125例, 使用テストは68例に行ないえた。光パッチテストは全例陰性で, 皮膚刺激指数はヘアシャンプー10.2, リンス7.3, サンスクリーンクリーム8.1, ファンデーションP-12が13.7およびP-13が12.9で, 何れも安全品の範囲内にあった。なお, 1例にパラベン感作を認めた。使用テストはヘアシャンプー, リンスおよびサンスクリーンクリームの3製品についてのみ施行したが, その皮膚障害発生率はそれぞれ1.6%, 0.0%および5.5%できわめて優れた成績であった。

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© 日本皮膚科学会大阪地方会
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