市立堺病院皮膚科
1984 年 26 巻 3 号 p. 597-601
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バクタ®による薬疹をきっかけとして, 塩酸ミノサイクリンおよびセファトリジンプロピレングリコールに3日間の間につぎつぎと過敏反応を生じるようになった例を報告した. 誘発テストの結果では汎発性の多型滲出性紅斑はバクタおよびセファトリジンプロピレングリコールにより, drug-fever は塩酸ミノサイクリンにより, 類白血病反応はセファトリジンプロピレングリコールによるものであることが確定した. 多剤に過敏反応を示す例は少なくないが, 1時期に重なって発症する例はまれと考えられる.
皮膚の科学
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