大阪市内とその近郊の14総合病院において, 80人の表在性皮膚真菌症患者にオキナゾール®クリーム (1% oxiconazole nitrate 含有) を用い, その臨床的効果を調べた。
この結果, 全体の有用率は81.3%, 病型別にみると, 角質増殖型を含む足白癬67.5%, 股部白癬93.8%, 体白癬100%, 皮膚カンジダ症90%, 癩風100%であった。
80人中4人に一次刺激性皮膚炎と考えられる皮疹が生じ, 2人は外用を中止した。これ以外の副作用はなく, 表在性皮膚真菌症に対する本剤の有用性を確認することができた。