大阪労災病院皮膚科
1988 年 30 巻 5 号 p. 630-633
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患者は84歳, 女性。2年前より下口唇にびらんと痂皮を生じている。初診時下口唇に厚い痂皮があり, はがすと出血をともなうびらん面が認められた。病理組織像では真皮に密なプラズマ細胞浸潤が見られた。原因と考えられる合併症その他の全身疾患はなく, 特別な物理的慢性刺激の既往もない。ステロイドの局注により徐々に軽快した。なお, 病巣部には単純疱疹抗原は認められなかった。
皮膚の科学
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