皮膚
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B細胞リンパ腫を合併した菌状息肉症の1例
西尾 賢昭早川 幸紀武田 行正小林 博人石崎 宏滝口 智夫紺田 進
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1990 年 32 巻 4 号 p. 542-546

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抄録

58歳, 女性。菌状息肉症 (扁平浸潤期) として4年間PUVA療法中のところ, 右頸リンパ節腫脹をみた。
病理組織学的には多形皮膚萎縮様および紅斑性局面のいずれでもPautrier微小膿瘍, 真皮の小円形細胞浸潤がみられ, これら浸潤細胞は免疫組織学的にLeu 1, Leu 3a陽性, Leu 2陰性でhelper/inducer T cellと考えられた。右頸リンパ節の病変はLSG分類のびまん性大細胞型, また殆どの細胞がMT-1, UCHL-1染色陰性, MB-1, L26染色陽性であることよりB細胞リンパ腫と診断された。

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© 日本皮膚科学会大阪地方会
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