兵庫県立塚口病院皮膚科
関西医科大学皮膚科学教室
1992 年 34 巻 5 号 p. 583-587
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39歳, 女性。尋常性挫瘡に対して1%クリンダマイシンローションを外用した。使用後12日目より両頬部, 下顎部の外用部に一致して掻痒のある紅斑と丘疹が出現した。接触皮膚炎を疑い, パッチテストを施行した。結果は, クリンダマイシンローション, リン酸クリンダマイシン, 塩酸クリンダマイシンに陽性を示した。本剤による接触皮膚炎は稀であり, 世界的にも自験例を含め7例の報告を見るのみである。
皮膚の科学
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