皮膚
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再燃したらいの1例
福井 佳子長谷川 義博清金 公裕安原 稔和泉 眞蔵
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1993 年 35 巻 1 号 p. 88-93

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抄録

76歳, 女性の再燃性在宅らい患者の1例を報告した。約33年前にらいを発症し, らい療養所において13年間入院加療後軽快退院。初診の4, 5年前より左膝蓋部上方に自覚症状を欠く結節を, また1年前より左大腿部上方に痺れ感を伴う紅斑性皮疹が出現。さらに約2, 3カ月前より, 顔面を始めほぼ全身にわたり, 紅斑, 結節, 丘疹など多彩な皮疹が拡大。ジンジン感や痺れ感を伴う皮疹も混在。生検より, 集塊を成す多数のらい菌を証明。抗PGL抗体価はELISA法及びゼラチン粒子凝集反応法で共に強陽性を呈した。

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© 日本皮膚科学会大阪地方会
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