フジツボの付着期幼生を用いた付着関連物質のスクリーニング法とその検討
1992 年 9 巻 1-2 号 p. 13-14
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1992 年 9 巻 1-2 号 p. 13-14
フジツボのキプリス幼生の付着率を判定基準として, 付着促進または防止物質のスクリーニング法を考案しその有効性を検討した. 試験は8lの海水を入れた水槽に目合い967μmの篩絹籠を垂下し, 試験板と対照板とキプリス幼生を収容後, 海水を循環させ24℃暗条件下で72時間放置後の試験板と対照板への幼生の付着率を求める. 本法により海域に浸漬して形成させたスライムとシリコン系防汚塗料について試験した結果, 前者には付着促進, 後者には付着防止効果が認められた.
