プロジェクトマネジメント学会誌
Online ISSN : 2433-3069
Print ISSN : 1345-031X
プロジェクトマネジメント成熟度評価法の研究について
芝尾 芳昭越智 匡
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2005 年 7 巻 6 号 p. 34-46

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抄録
企業内で遂行されるプロジェクト数は年々増加しており,またプロジェクトの成否は企業業績に直接的な影響を与えている.企業組織のプロジェクトマネジメントに関する成熱度を調査するためのツールは,プロジェクト遂行力を効果的に改善する上で重要なものである.本稿では,プロジェクト遂行レベルの測定および改善機会抽出のための新たなプロジェクトマネジメント成熟度モデル(以下PM成熟度モデルと略す)を提唱している.提唱しているPM成熟度モデルは,2つのマネジメントエリアで構成され,5段階の成熟度レベルで評価するものとなっている.1つはプロジェクト実践マネジメントエリアであり,他方はプロジェクト環境マネジメントエリアである.また34社の国内企業に対し,本成熟度モデルによるベンチマーキングスタディーを実施し,業務改善に繋がるいくつかのポイントを抽出した.
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© 2005 一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
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