プロジェクトマネジメント学会誌
Online ISSN : 2433-3069
Print ISSN : 1345-031X
創発的コミュニケーションのための類型的アプローチ(コミュニケーションマネジメント研究会第4回研究会報告,<特集>プロジェクトマネジメントの新たな息吹)
コミュニケーションマネジメント研究会伊藤 衡伊東 俊彦
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2006 年 8 巻 3 号 p. 32-37

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抄録
プロジェクトで扱われる情報量は増え続ける一方で,ビジネスに求められるスピードは益々高まってきている.このように厳しい要件の中,プロジェクトマネジャーの主要な任務であるコミュニケーションも量が優先され,その質や実効性について十分配慮されていないのが現実ではないだろうか.本報告では,認知科学の視座から,何をどのように伝えることがチームの創発性や自律性を高める上で有効かを考察する.また,目的や要件に応じた類型的なアプローチにより,コミュニケーションのコスト最適化をはかるための提言を行いたい.
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© 2006 一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
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