プロジェクトマネジメント学会誌
Online ISSN : 2433-3069
Print ISSN : 1345-031X
優れたユーザインターフェースのデザインに必要なこと(Mail to PM)
神庭 弘年
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ジャーナル 認証あり

2006 年 8 巻 5 号 p. 55-58

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抄録
今日の社会では人々は,あらゆる場面でシステムとの接点を持たざるをえない.ヒューマンエラーと言われる,操作者の些細なミスが大事故を引き起こしたり,障害を引き起こした例は沢山報告されている.これらの"些細なミス"の中に理解しにくい,誤解を生みやすいインターフェースが原因となっていたものがないであろうか?一般にプロジェクトは作り手側に属するため,ユーザインターフェースは作り手中心に考えられてきた.しかしそれではヒューマンエラーを減らすことは出来ないのではないか?高度なシステムへの要求が高まれば高まるほど,優れたユーザインターフェースが重要になるが,それに応えるインターフェースの品質検討をどのように進めればよいのであろうか.プロジェクトマオジメントはもともと学祭的な研究対象であり,本稿は認知科学分野の紹介であるが,システムの品質についての重要な考慮点を共有できればと考える.
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© 2006 一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
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