Stars and Galaxies
Online ISSN : 2434-270X
京都女子大学の望遠鏡から見た日本の天文学史
河村 聡人 中尾 真弓道越 秀吾
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 3 巻 p. 5-

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抄録

京都女子大学附属小学校の反射望遠鏡 (以下、京女望遠鏡) の調査を発端とし、大正から昭和にかけての日本の天文学の発展を考察する。天文学史研究において重要なのは、論文だけでなく、研究を支えた人々の調査である。本研究において、西村末雄という重要な鏡製作者が発見された。この発見は日本の天文学の歴史を考察する上で重要である。当論文では、京女望遠鏡の調査結果とともに、京都女子大学視点での日本の天文学史を読み解き、天文学史研究の多角的な将来性について議論する。

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© 2021 兵庫県立大学自然・環境科学研究所天文科学センター
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