宇宙技術
Online ISSN : 1347-3832
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固体ロケット排出物によるオゾン層との干渉問題の3次元モデル化に関する研究
竹中 信一山極 芳樹
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2004 年 3 巻 p. 1-10

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抄録

固体ロケット打ち上げ直後,ロケットから多量の排出物が地球大気圏に放出される.この排出物中の成分によってオゾン層が破壊され,一時的,局所的にオゾンホールが生じ大量の紫外線が地上に降り注ぐことが予想されている.そのため,我々は固体ロケット排出物によるオゾン層への影響について,実用的な解析モデルの構築を目指しており,今回,3次元モデルを構築し,Titan IV Plumeにおける観測データとの比較をおこなった.その結果,解析モデルは観測データを模擬できており,発射8分後,オゾン密度は破壊以前の37%まで減少し,発射60分後には92%まで回復することが示された.

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© 2004 The Japan Society for Aeronautical and Space Sciences
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