日本塩学会誌
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かん水せんごうの化学的考察 (第1報)
秋本 信吉
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1955 年 9 巻 5 号 p. 260-262

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抄録
真空蒸発缶でかん水を蒸発して採塩する際、硫酸石灰硫酸苦土等の硫酸塩類が析出して色々の困難をもたらすものであるが著者は運転中の各真空缶からこれらを分離してその形態の量的関係をしらべて次の様な結果を見出した。
(1)缶内で析出する食塩の沈降を阻害すること
(2)産塩の品質の低下をもたらすこと
(3)硫酸塩類の脱水に伴つて発泡を起すこと
(4)産塩の貯蔵中に硫酸塩類が加水されて産塩が固結の原因を与えること
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© 日本海水学会
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