抄録
圧子圧入法(IF法)は試験片寸法・形状の制約が少なく、試験手法が簡便なことからセラミックスの破壊じん性試験法として、産業界で欠かせない存在である。しかし、従来手法では測定精度に劣ることや、算出式が多数存在し、どの式を使うべきかの統一的な見解がなく、国際的な取引に支障をきたしていた。そこで我々は顕微鏡の測定倍率を高くしてき裂長さの読み取り誤差を低減し、測定値の信頼性を改善する手法を開発した。また、この手法を使って最適な算出式を選定した。さらに国内外18試験機関の協力を得てラウンドロビン試験を行い、開発した手法の再現性を確認した。これらのバックデータに支えられて国際規格を発行することができた。