Synthesiology
Online ISSN : 1882-7365
Print ISSN : 1882-6229
ISSN-L : 1882-6229
研究論文
業務用ビデオゲーム表示技術の変遷
- テレビ受像機への描画からリアルタイムグラッフィクスへ -
三部 幸治
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 6 巻 2 号 p. 93-102

詳細
抄録

1970年代に本格化した業務用ビデオゲームは、さまざまな画像表示手法が投入され独自の進化をしてきた。「TTLロジック」による手法に始まり、「ビットマップ表示方式」によるスペースインベーダーの大ヒットを経て、業務用ゲーム独自の「スプライト表示技術」は市場を広げ、DSP等の高速演算機能を組み込んだ「リアルタイムポリゴン表示」等、他産業より数年早く新技術を投入活用してきた。そして、これら業務用ゲームの技術は、家庭用ゲーム、携帯電話コンテンツ、通信カラオケ等多くの産業に繋がっている。この論文では、これら業務用ビデオゲームの中心となる画像表示手法の進化とその背景を述べる。

著者関連情報
© 2013 独立行政法人 産業技術総合研究所
前の記事 次の記事
feedback
Top