高岡法科大学
2000 年 11 巻 p. 32-50
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本稿の要旨は,第一にミュッセがその作品の中で瀕回に用いている「滴」(goutte)という語の起源(ジュネーズ)を,当時のロマン派の作家たちを共通して捉えていた「ピラネージ幻想」に求め,それを実証することである。第二にどうしてミュッセがその語「滴」を頻繁に使うようになったのかという経緯をつきとめることと,最後に,その結果その語が持つことになる意味内容を明らかにすることである。
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