鉄と鋼
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水焼入方式連続焼鈍法による超高張力冷延鋼板の製造
栗原 孝雄逢坂 忍岩瀬 耕二大沢 紘一
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1982 年 68 巻 9 号 p. 1270-1275

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抄録
以上述べたように水焼入方式連続焼鈍法によつて製造した超高張力冷延鋼板はマルテンサイト変態を利用しているため,引張強さ80~150kgf/mm2の高強度を経済的にかつ容易に得ることができる.引張強さに比較して伸びが高いため加工性が良好で,また,鋼中の炭素や燐を低く抑えることができるのでスポット溶接特性も良好である.このような特性を生かして自動車用をはじめ建設産業に広く使用されており,更に機械,梱包資材, 容器,電気機械,エネルギー,航空産業,日用品等応用分野の拡大が期待できる.
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© 一般社団法人 日本鉄鋼協会

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