Trends in Glycoscience and Glycotechnology
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日本糖質学会40周年記念号論文(日本語)
糖鎖の機能解析解明に向けた糖鎖の化学合成
松尾 一郎
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2019 年 31 巻 181 号 p. SJ38-SJ39

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抄録

アスパラギン(N-)結合型糖鎖によるタンパク質の翻訳後修飾は真核生物に広く保存された普遍的な機構である。これらタンパク質上に導入された糖鎖は糖タンパク質の品質管理機構:GQCに関わりタンパク質の高次構造獲得や不要糖タンパク質の分解、目的機関への輸送など糖タンパク質の運命を決める。近年GQCに関する研究はめざましく進展している。この要因の一つとして均一構造の糖鎖サンプルによる糖質関連酵素やレクチンの分子レベルでの解析の結果であることは疑う余地がない。本稿では糖鎖を介したGQCの解明を目的とした小胞体関連N-結合型糖鎖の合成に関する我々の取り組みと糖鎖機能解明に向けた糖鎖分子プローブの合成研究について述べる。

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© 2019 FCCA (Forum: Carbohydrates Coming of Age)
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