大阪大学大学院理学研究科化学専攻
2019 年 31 巻 181 号 p. SJ87-SJ88
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近年のタンパク質化学合成法の進歩は、複雑な構造をもつ糖タンパク質の合成も可能にした。本稿ではこの一例として、ムチン型O結合型糖タンパク質のひとつである、不凍糖タンパク質の化学全合成を紹介する。構造的に規定された均一構造の化学合成不凍糖タンパク質の機能解析を通して、 O-GalNAc化が構造や不凍活性を含む、AFGPの基本的性質の獲得に必須な最小のO-グリコシル化であることを明らかにした。
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