Trends in Glycoscience and Glycotechnology
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プロテオコンドロイチン硫酸の生合成における硫酸化とグリコサミノグリカン鎖重合反応との関係
Jeremiah E. SILBERT山田 修平菅原 一幸
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1991 年 3 巻 13 号 p. 343-351

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抄録
プロテオコンドロイチンのグリコサミノグリカン部分の生合成の順序、グリコサミノグリカンの硫酸化、生合成中間体に関する相当量の情報が得られている。しかしながら、糖鎖の重合化 (polymerization) と硫酸化 (sulfetion) の二つの段階の関係は明白にはされていない。我々の研究室も含めいくつかの研究室での仕事は、硫酸化は重合化とともにゴルジ体の単一の部位で起こり、硫酸化、鎖の伸長及び終了の間には密接な相互関係があることを強く示唆している。これらの相互関係は、プロテオコンドロイチン硫酸の特異的な機能を決定しうる硫酸化の糖鎖上の位置と糖残基上の部位における多様性を制御している可能性がある。
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© FCCA, Forum; Carbohydrates Coming of Age
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