繊維機械学会誌
Online ISSN : 1880-1994
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服装を手掛りとした性格の想定
服装を写真で提示した場合
土井 千鶴子土田 正子倉橋 久子
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1991 年 44 巻 11 号 p. T240-T245

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抄録

目的 服装から想定される性格を明らかにするため, 刺激としての服装をスライド写真によって調査対象者に提示し, 推測される性格が服装言語による提示の場合と, どのように異なるかを検討した.成果 対をなす11の服装の11性格尺度上での評定平均値の差は, 服装と性格の組み合わせ121セルのうち, 88%に有意差が認められた.性格が想定されやすかった服装は, シンプル/装飾的, ブランド志向の強い/ブランドにこだわらない, 明るい色/暗い色大胆/平凡地味/派手であった.服装を言語によって提示した場合と比較すると, 大柄/小柄な模様原色/中間色の服装を除く9対の服装については類似した結果が得られた.

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© 一般社団法人日本繊維機械学会
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