繊維機械学会誌
Online ISSN : 1880-1994
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織物色差判定に関する研究
(第3報)熟練者と非熟練者間の比較
駒井 茂山田 陽三原田 隆司
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1994 年 47 巻 8 号 p. T198-T203

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抄録

目的 毛織物色差検査に従事する熟練者と非熟練者との間の色差認識力を,L*a*b*色空間の近似楕円による色差判定法を用いて定量的に明らかにする.
成果 毛織物試料に対して,
1) 熟練者の色差認識力は, 非熟練者より1.43~3.24倍高い.また20歳前半の女性グループの方が, 30歳前半の男性グループよりも, より熟練者に近い色差認識力を備えている.
2) 熟練者間の判定がばらっきは, 非熟練者と比べて明らかに小さく, 熟練者は安定した判定を行っている.特に30歳前半男性の非熟練者は, 厳しく判定される濃紺色において熟練者の判定に比べてばらつきが2倍もある.

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© 一般社団法人日本繊維機械学会
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