テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
PRMLとノンリニア・キャンセラーを組み合わせたディジタルVTR用再生等化検出方式の検討 : ディジタルVTR関連 : 画像情報記録
原 雅明
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

1993 年 17 巻 60 号 p. 13-18

詳細
抄録

実験用ディジタルVTRの再生信号を計算機に取り込んだデータを用いて、PR4を用いた等化検出方式について検討した。まず、再生信号から算出したダイパルス応答波形に対してLMSアルゴリズムを適用することで、再生等化用のトランスバーサル・フィルターのタップ係数を定めた。次に初期設定の不要なノンリニア・キャンセラーの構成方法を考えた。さらに、ビタビ復号器とノンリニア・キャンセラーを組み合わせたときのエラーレートを調べたところ、ビタビ復号器だけの場合よりも約1/10にできることがわかった。

著者関連情報
© 1993 一般社団法人映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top