第1回蛍光体国際会議が1995年11月14日から16日までサンディエゴで開催された。この会議はPhosphor Technology Center of Excellence(PTCOE), Advanced Research Projects Agency(ARPA)及びSIDの共催によるもので、次世代のディスプレイを発光型で実現するためには蛍光体がKey Technologyであるとの認識の元に現在の全ての発光型ディスプレイを視野に入れて蛍光体の現状と今後について発表・討論が行われた。EL関連はEL mechanisms, EL devices及びEL materialsの三つのセッションからなっており、76件中29件の発表があった。空間電荷を考慮に入れた薄膜ELの励起・発光機構についての発表が比較的多くなされたが、これは、発光層の膜質に密接に関連しており、従って、輝度・効率を改善するための高品質薄膜の作製に関する発表も多かった。