テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
歯科用X線CCDセンサ
大森 康以知松田 祐二眞梶 康彦阿部 健井野 芳浩山本 敏義田中 浩司
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キーワード: 歯科, 医療, 口腔, X線, 被曝, CCD
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1996 年 20 巻 36 号 p. 19-24

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抄録

近年、歯科用医療機器の分野において、CCD(Charge Coupled Device)を用いて電気的に口腔内のX線画像を撮影する技術が考案されており、フィルムを使用した従来の方法に比べ、患者のX線被曝量の低減、画像表示の即時性等の利点から、診断システムへの応用が期待されている。これにこたえて、今回、歯科用のX線CCDセンサを開発し、その撮影画像をディスプレイ上に表示させるシステムを提案した。本システムにより、(1)X線画像のリアルタイム診断と、それによるインフォームドコンセントの円滑化、(2)X線被曝量の低減による安全性向上、(3)多彩な画像処理による診断の精確化、(4)X線画像の電子保存による診療業務の高効率化、を実現できる。

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© 1996 一般社団法人映像情報メディア学会
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